「結婚は来世に」38歳独身男性の悩み
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2025.03.17
「結婚したいとは思うけれど……でも難しいですね。」 38歳の男性が打ち明けたこの悩みは、現代において、多くの独身者、特に男性たちに共通するものである。彼は身長178cmのハンサムな男性だ。ソウルの名門大学を卒業し、現在は大企業で課長職に就いている。年収は800万円以上だ。これだけの条件が整っていれば、結婚相手として理想的と言えるでしょう。学歴や職業においても申し分なく、年収も高い。さらに、容姿端麗で誠実、将来の展望もしっかりしている。それにもかかわらず、結婚について悩んでいるのだ。
「韓国では結婚にかかる費用が非常に高く、特に男性の負担が大きいです。しかし、私はこれまでさまざまな事情があり、結婚資金を十分に貯めることができませんでした。たとえご縁があったとしても、その女性が満足できるだけの結婚資金を用意できる状況ではありません。」 この男性が「結婚したくてもできない」理由は、結婚資金の問題である。能力があり、将来も有望で、これからいくらでも貯金できるはずなのに、「今」結婚資金がないことで悩んでいる。本当に彼は結婚できないのか、それとも彼と結婚しようとする女性がいないのか？
結婚費用は結婚する当事者やその親にとって悩みの種となり、社会問題として取り上げられるようになって久しい。いまだに「男性が家を用意し、女性が嫁入り道具を揃える」という役割分担が根強く残っている。婚約式の費用は新婦側が負担することが一般的だが、これが原因でトラブルが発生することもある。さらには、祝歌や前撮りの撮影費、アシスタント費用など、細かな支出も考慮する必要がある。
出所がはっきりしないこうした慣習が、結婚に関する摩擦を生んでいるのだ。娘を結婚させた知人は、義母の話によれば、彼女の地元では新婦側が新郎とその両親の着物を用意し、新郎側は新婦とその母親の着物を準備するそうだ。そのため、新婦の父親の着物は自分で用意したという。誰が見ても不思議な習慣だと思われる。その結果、結婚前から両家の関係が少しぎくしゃくしてしまったようだ。 婚約、結婚、そして新婚旅行は本来、夫婦が一緒に行うべきものなのに、なぜこれが新郎や新婦に分担されるのだろうか。一体、この伝統や慣習は誰のためのものなのか。
最近、若者の非婚化が叫ばれているが、最初から結婚しないと決意している人は多くない。しかし、好きな人に出会ったとしても、社会構造の影響で結婚が難しい現実があるため、「結婚は来世のこと」という結論に至ることがある。男性の立場からすると、女性に先に手を差し伸べてほしいという気持ちがある。このような状況を自分の言葉で伝えるのは、実際には簡単なことではない。男女がお互いに譲歩すれば、道は開ける。男性は女性の年齢にこだわらず、社会経験を積み経済力のある女性と出会うことができる。一方、女性は自分の能力の範囲内で結婚費用を共にに準備すれば良い。
買い物リストを持ってスーパーに行くのに、いつも予算を超えてしまう。しっかり計画を立てて準備をしても、必ず足りないものが出て来てしまう。 結婚の準備についても同様のことが言える。完璧に準備を整えて結婚することは容易ではない。
むしろ、50％の準備からスタートし、お互いに協力しながら100％を目指すことが最良の方法だ。
李雄震(イ・ウンジン)
結婚相談所 Couple.net 代表
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