3ヶ月間、米国シアトルに滞在している。
「急に代表のことを思い出しましたが、ちょうどアメリカにいらっしゃるんですね。」
数日前、50代の女性知人から電話があり、訪れたいというので、ひょっとしてと思った。 このような場合、紹介をお願いする可能性が高いからだ。
案の定、結婚したいのだそうだ。死別後、長い間一人暮らしをしてきた彼女だからこそ、そのような決心をした理由が気になった。
韓国にいる80代の母親のためだという。母親も死別して二人の娘を育てたそう。あんなに強くてたくましかった方が高齢になり、身動きが不自由になった。娘が1年に数回、韓国に行き介護をしている状況。
最近も韓国を訪れ、悩んだ末に私を訪ねてきたのですが、母親が娘に懇願した話があったからだ。
「必ず配偶者がいなければならない。遠くを見る必要はなく、私を見てごらん。お金もあるし、健康だからいくらでも一人で暮らせそうだけど、今じゃないとチャンスはないわよ。」
この話をする母の眼差しがあまりにも切実で、軽く流すことができなかったという。
まるで遺言のように「また来るわよ」と言われてぐっときた。
さらに、70、80代の叔母、伯母たちも一斉に母と同じ事を言うので、胸に突き刺さるものがあったそうです。 その姿は自分の未来と同じように感じられたそうです。
「死別して10年経ちますが、実は私、再婚はほとんど考えていなかったんです。」
「それは私がよく知っていますよ。 私たちは何年も前から知っていますが、その間、男性を紹介してほしいと言われた記憶がないんです。」
「事業も順調だし、夫が残した財産や年金もあるし。仕事も忙しく、出会いの場もたくさんあるので、孤独を感じることはありません。」
「50代半ば以上のシングルをよく見かけますが、経済的に余裕があり、健康であれば、当面は一人で暮らそうとします。 その後、生活が苦しくなったり、老衰してきたら、配偶者を探します。 でも、誰が年を取って病気になった人に会おうとしますか? 一生、一人で暮らすつもりでないなら、余裕があり、健康なうちに出会った方がいいですよね。」
「じゃあ、私がちょうどいい時に再婚を考えたんですね。 母の言う通り、ゴールデンタイムなんです。」
これまで一人暮らしの50代の娘を心配していた80代の母親は、もうすぐその心配から解放されそうだ。
結婚相談所ソンウ カップルドットネット代表 ceo@couple.net