
50代半ばで再婚を決意し、自らの意志と情熱で新たな愛を実らせた女性の話を紹介します。
Aさんは韓国で外資系企業に勤めていた頃、職場の上司だったアメリカ人男性と結婚し、アメリカへ移住しました。
グローバル企業の役員だった夫は、結婚から10年余りが過ぎた頃、不慮の事故でこの世を去りました。
優れた感覚と能力を持っていたAさんは、夫の遺産を整理した後、自ら事業を始め、大きな成功を収めました。
アイデアに恵まれ、事業への情熱と行動力もある女性でした。
それから約20年。
懸命に仕事と家庭を支え、二人の子どもが独立したのを機に、Aさんは再婚を決意しました。
Aさんは小柄で、外見もごく普通の女性でした。第一印象で男性の目を強く引くタイプではありませんでした。
一方、彼女が希望していたのは、落ち着きがあり、知的で、容姿もよい専門職、あるいは社会的に成功している男性でした。
しかし、そうした男性とのお見合いは簡単ではありません。
一見すると、かなり難しい条件にも思えました。
それでも、お見合いは実現しました。
ただし、そこから男性の心が動くまでには、1年以上の時間がかかりました。
迷い続けていた男性の気持ちを少しずつ動かしたのは、Aさんの努力と真心でした。
Aさんが良いパートナーとのご縁をつかんだ理由を、いくつか挙げてみたいと思います。
Aさんはすでに事業で成功し、経済的にも自立していました。
男性に何かを求めるだけではなく、「自分も相手を幸せにできる」という自信を持っていたのです。
これは、Aさんの大きな強みでした。
Aさんは1年以上にわたり、焦らず関係を続けました。
社会的に成功している彼女ですから、男性に断られたり、迷われたりするたびに、自尊心が傷つくこともあったでしょう。
それでも、
「別の男性を紹介してください」
とは言いませんでした。
「まずはこの人にできる限り向き合ってみよう」
そう決めて、簡単には諦めなかったのです。
50代以降になると、周囲の目を気にしたり、「自分から積極的に行くのはどうだろう」と考えたりして、慎重になりすぎることがあります。
しかし、Aさんは違いました。
二人は飛行機で2時間以上離れた場所に住んでいましたが、男性が忙しいと言えば、自分から会いに行くこともありました。
待っているだけではなく、自らご縁を育てようとしたのです。
Aさんを見ながら、私は改めて思いました。
愛に年齢制限はありません。
そして、良いご縁は、ただ待っているだけで訪れるとは限りません。
自分がどんな人生を送りたいのかをしっかり持ち、相手と向き合い、必要なときには自分から一歩踏み出す。
そしてカップルマネージャーとも相談しながら、簡単に諦めずにご縁を探していく。
Aさんが50代半ばでつかんだ新しい愛は、年齢よりも、その人の意志と行動がご縁を動かすことがあると教えてくれました。

▲ Next : 六回離婚し、七回目の再婚に挑戦した男性