
ある年、感謝祭をアメリカで過ごしたときのことだ。
韓国でもアメリカでも、祝日に家族が集まると、結婚適齢期を迎えた子どもの結婚が話題になるのは同じようだ。
その日、アメリカ中西部に住むご両親から連絡をいただいた。
1978年生まれの医師である息子さんの結婚についての相談だった。
背が高く、ハンサムな男性だった。
実は、その前の月にもよく似た相談を受けていた。
今度はアメリカ西部に住むご両親からだった。
やはり結婚が遅れている息子さんを心配しての相談で、彼も専門職に就き、どこを見ても申し分のない立派な男性だった。
二人の男性の相談を続けて受けているうちに、ふと2年前に会った一人の女性を思い出した。
彼女も医師だった。
穏やかで裕福な家庭に育ち、聡明で仕事もできる女性だった。
ただ、韓国系の人がほとんどいない地域に住み、仕事柄、移動も多かった。
条件に恵まれていても、実際に心の動く相手と出会う機会はなかなかなかった。
その後も彼女のことを思い出すたびに、お母様とメールを交わし、近況を聞いていた。
そうやって2年間、細いながらもご縁をつないできた。
そして、その年の感謝祭。
不思議なほど、いくつものタイミングが重なった。
一人の男性に会った後、私は彼女のお母様に電話をした。
電話に出たお母様は、しばらく言葉を失っていた。
「今、鳥肌が立っています」
「どうされたんですか?」
「娘がちょうど感謝祭の休暇で帰ってきているんです。久しぶりにお電話をいただいた日に娘がここにいるなんて、何かのご縁のような気がして……」
娘さんは、まだ独身だった。
そして、私が紹介する男性なら会ってみたいと言ってくれた。
電話を切って間もなく、今度はもう一人の男性のご両親から連絡が入った。
「明日、一緒に昼食でもどうですか」
本当に不思議だった。
紹介を考えていた三人と、ほとんど同じタイミングで連絡がついたのだ。
誰かが予定を合わせたわけではない。
それまで続けてきたご縁があり、その時々にできることをしていただけなのに、ある日突然、すべてのタイミングが重なった。
私は、この女性を二人の男性に紹介してみようと思っている。
どちらとご縁がつながるのか、それとも二人とも違うのか。
それは、まだ分からない。
実際に会って心が動くこともあれば、そうならないこともある。
ただ、結婚相手を紹介するという仕事は、今すぐ紹介できる人を探して、一度会ってもらえば終わり、というものではない。
何年も連絡を取り続けてきた人が、ある日ふと思い浮かぶことがある。
そして、まったく予想していなかった瞬間に、二人の状況とタイミングがぴたりと重なることがある。
今回の出来事を通して、改めて思った。
人を長く覚えていることも、縁をつなぐ仕事の一つなのだ。
今すぐ紹介できる相手を探すことも大切だ。
でも、今は良い相手が見つからなくても、その人のことを忘れず、近況を聞きながら機会を待つ。
焦って誰かを紹介するのではなく、合う人が現れるまで探し続ける。
そうしているうちに、ある日突然、点と点がつながることがある。
会うべき人とは、すぐに出会えるとは限らない。
それでも探し続けていれば、出会うべきタイミングがやってくる。
あの日の出来事は、そんなことを改めて教えてくれた。
感謝祭の贈り物。
そう呼んでもいいのかもしれない。
カップルドットネット
代表 イ・ウンジン

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