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成婚カップルストーリー

口下手だったアメリカ在住の四代目一人息子 旅のような出会いの末に結婚へ

by Couple.netHits : 0 | 2026.07.16


 

アメリカ在住の韓国系ご両親から、相談を受けたことがある。

お二人は1970年代にアメリカへ移民し、小さな事業を立ち上げ、自力で成功された方々だった。

今は引退し、ゆとりある生活を送っていたが、心の中に一つだけ心配事があった。

それは、一人息子の結婚だった。

しかも、四代続く一人息子だった。


アメリカでは、「一人息子」ということは、それほど重要ではない。

しかし、韓国人の親の気持ちは違う。

一日でも早く嫁を迎え、孫を抱きたいという思いがあったのだ。

息子はアメリカで生まれた。

名門大学を卒業し、金融会社でアナリストとして働いていた。

ご両親の話によれば、どこを見ても不足のない息子だった。


ところが、何年にもわたり紹介を受けても、結婚の話にはつながらなかった。

お母様がこうおっしゃった。

「代表、うちの息子は紳士的で、能力もあり、見た目もいいんです。そう見えるのは、私の目にだけなのでしょうか」

少しして、またこうおっしゃった。

「世の中には男性も女性もたくさんいるのに、どうしてうちの子は結婚できないのでしょうか。

もしかすると、親には言えない悩みでもあるのでしょうか」


そのお気持ちは、十分に理解できた。

生涯、親を困らせたことのない息子だった。

勉強もよくでき、職場もよかった。

それなのに、ほかの人たちが普通にしている結婚だけができないのだから、親としてはもどかしくて当然だった。


何度か会ってみると、その理由が分かった。

彼は初対面の場で、特に言葉が出なくなる人だった。

普段はまったくそうではないという。

職場でも人間関係はよく、友人も多かった。

何度か会えば、親切で穏やかな性格がそのまま表れた。

周囲からの評判もよいほうだった。


問題は、初対面だった。

女性はたいてい、第一印象で多くを判断する。

もう少し会えば長所が見える人なのに、そこまで進めなかった。

アメリカでも何度か紹介をした。

明るい性格の女性にも会ってもらったが、結果は同じだった。

「いい方だということは分かります。でも、あまりにも消極的です」

その後も、結果は似ていた。

デートが長く続かなかった。


結局、特別管理に入ることにした。

プロフィールと相手からの評価をもう一度見直しながら、原因を一つずつ探っていった。

何度かさらに会って話をしているうちに、大学時代の話が出た。

好きだった女性がいて、大きく傷ついたことがあったという。

それ以来、女性と二人きりで会うと、自信を失ってしまうようになったという。


ところが面白いことに、職場ではまったくそうではなかった。

女性の同僚たちとは自然に話せていた。

デートが始まると、言葉がうまく出なくなるのだ。

そのとき、進むべき方向が見えた。

「ああ、この人は、人そのものを変える必要があるのではない」

そう思った。

女性会員には、正直に伝えることにした。

条件のよい男性だとだけ紹介すれば、また同じ結果になると思ったからだ。

「いい男性です。

誠実で、責任感も強い方です。

ただし、初対面では少し言葉が少ないかもしれません。

三、四回ほど会ってみれば、なぜ私が推薦するのか分かるはずです」


思ったより反応は多かった。

70〜80人ほどが、会ってみたいと連絡してきた。

その中で、韓国に住む女性が7人、アメリカに住む女性が6人いた。

一人ひとり、改めて相談をした。

条件も重要だったが、性格をより重視した。


最終的に、一人の女性を選んだ。

心理カウンセラーだった。

人の話をよく聞く性格で、アメリカ留学の準備もしていた。

このくらいなら、お互いによく合うのではないかと思った。

今回は、紹介の方法を少し変えてみることにした。

私はその女性に、思いがけない提案をした。

「アメリカに一度行ってみませんか」

最初は少し驚いた様子だった。

しかし、説明を聞くと、快く受け入れてくれた。

アメリカで一週間ほど、一緒に時間を過ごしてみようということだった。

旅行もして、食事もして、ご両親にも会い、普段の生活も自然に見る時間だった。

一度のお見合いよりも、このほうがずっとよいと思った。


女性はアメリカへ行った。

男性と一緒に旅行もし、ご両親とも時間を過ごした。

数日が過ぎると、雰囲気が変わった。

本当に不思議だった。

言葉の少なかった彼が、一日一日変わっていった。

女性も、その姿を見ていた。

ご両親もとても喜ばれた。


一週間は、あっという間に過ぎた。

韓国に戻ったあとも、二人は連絡を続けた。

その頃からは、私が特別にすることはなかった。

しばらくして、男性が韓国へ来た。

女性のご両親に挨拶し、結婚の許しも得た。

そのカップルのことは、今でも時々思い出す。

いい人でありながら、自分の魅力をうまく見せられない人は、意外と多い。

そういう人に必要なのは、その人を変えることではない。

自分の本当の姿を見せられる機会をつくってあげることなのだ。


カップルドットネット

代表 イ・ウンジン

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